多くの日本企業様が最初に抱かれる印象は、次のようなものです。
「調達代行会社に依頼すると、サービス費用が余分にかかる。割に合わないのではないか」
しかし、自社で直接調達する場合に発生する、目に見えない支出や潜在的な損失を、具体的に計算したことがある方は多くありません。
今回は、KIMI CO.との連携によって、どのような点で実際のコストを抑えられるのかを整理します。
1.複数品目をまとめて出荷し、物流費・通関関連の重複費用を抑える
多くの小売事業者様は、10種類以上の商品を同時に仕入れています。商品は複数の市場や工場に分散しているため、それぞれの工場から個別に出荷すると、物流費の無駄、重複費用、通関対応に関するリスクが重なります。
まず、航空便の運賃は一般的に重量帯による段階制です。重量が大きくなるほど、1kg当たりの運賃が下がる傾向があります。
一般的には、20kg以下の小口貨物は単価が最も高く、21kgを超えると中量帯の料金になり、さらに100kg以上になると、1kg当たりの費用をより抑えられる場合があります。
たとえば、10kgの小口貨物を単独で送る場合、21kg以上の貨物と比べて1kg当たりの単価は高くなります。少量の商品を何度も分けて出荷すると、毎回低重量帯の高い料金で計算されることになります。
KIMI CO.では、各工場から同時期に届く商品を倉庫へ集約し、出荷時期を適切に調整します。一定の重量をまとめてから出荷することで、1点当たり・1kg当たりの物流費を抑えられるよう努めています。
また、単発かつ少量の出荷では、物流会社との契約運賃を得ることは容易ではありません。一般の事業者様が少量貨物を発送する場合、市場の通常運賃が適用されることが多くなります。
KIMI CO.は、複数の物流会社と長期的に連携し、多くのお客様の安定した貨物量をまとめることで、継続取引に基づく運賃条件を活用しています。こうした物流面でのメリットを、お客様にも還元しています。
さらに、工場ごとに個別出荷を行う場合、その都度インボイス、パッキングリスト、申告書類などを作成する必要があります。出荷回数が増えるほど、書類作成にかかる時間と基本費用も重複します。
商品を集約してまとめて出荷することで、必要書類を一括して整理でき、書類作成に関する時間や諸費用の負担を減らすことができます。
長期的に安定した補充を行う場合、重量帯による運賃差、契約運賃の差、重複する書類作成費、通関対応の手間などを合計すると、年間で大きな差になる可能性があります。
2.事前の多段階検品により、返品・再輸送による大きな損失を防ぐ
中国の工場には、中国国内向け販売を中心としており、輸出実務や日本の輸入要件に詳しくないところもあります。
たとえば電子製品などでは、品目や輸送方法によって、試験報告書、MSDS、航空輸送条件に関する書類、非危険品証明書などが必要になる場合があります。
発注後になってから、工場が必要書類を用意できないことが判明すると、商品は完成しているにもかかわらず輸出できないという事態が起こり得ます。販売開始時期が遅れるだけでなく、すでに生産した商品を処理できず、商品代金と時間の両方に損失が生じます。
KIMI CO.では、工場を選定する段階で、輸出対応の可否や、対象品目に必要な書類を準備できる体制があるかをできる限り確認します。これにより、後から認証取得や書類不足の対応に費用がかかったり、貨物が滞留したりするリスクを抑えます。
3.生産進捗を段階的に確認し、欠品による販売機会の損失を防ぐ
工場と直接やり取りする場合、情報が途切れやすくなります。自ら積極的に進捗を確認しなければ、出荷直前になって初めて生産遅延に気づくこともあります。
商品の入荷が遅れれば、店舗での商品展開や販売開始ができず、来店客や売上の機会を失うことにつながります。
KIMI CO.では、工場と合意した生産期間中、原則として週に一度を目安に進捗を確認します。原材料の状況や半製品の工程を確認し、遅れが見られた場合には、早い段階で工場と調整し、必要に応じて生産を急ぐ対応を検討します。
安定した商品投入のペースを守ることで、欠品によって本来得られたはずの利益を失わないよう支援します。
4.支払代金をまとめて管理し、海外送金手数料を抑える
お客様が自ら調達を行う場合、複数の工場に対して、それぞれ個別に海外送金を行う必要があります。送金のたびに海外送金手数料が発生するため、継続的に補充を行うと、その費用は積み重なります。
KIMI CO.では、各工場への支払い明細を整理し、お客様にまとめて提示します。支払いのタイミングを計画的に管理することで、送金回数を減らし、長期的な手数料負担の軽減につなげます。
5.お客様自身の人件費・時間的負担を減らす
専任の担当者がいない場合、サンプル確認、時差をまたぐ工場との連絡、梱包仕様の確認、輸出書類の作成など、さまざまな作業をお客様自身が行わなければなりません。
こうした調達業務をKIMI CO.へお任せいただくことで、お客様は店舗運営、日本国内での販路開拓、商品企画など、売上につながる業務へ時間を使うことができます。
担当者や経営者の作業時間を人件費として考えれば、これも大きなコスト削減につながります。
6.蓄積した工場ネットワークにより、試行錯誤のコストを減らす
お客様が自ら新しいサプライヤーを開拓する場合、加工品質が安定しない工場や、納期を守れない工場に出会うこともあります。
工場を変更するたびに、サンプルの送付、仕様の再確認、繰り返しの調整が必要となり、国際宅配便費用や時間的コストが発生します。
KIMI CO.は長年の取引を通じて、日本向けの品質基準に対応しやすい工場とのネットワークを築いてきました。新商品の開発でも、定番商品の追加発注でも、条件に合う工場を迅速に選定することで、試行錯誤に伴う余分な負担を抑えます。
7.調達・出荷に必要な書類テンプレートを整備し、別途の書類作成費を抑える
KIMI CO.では、出荷明細、通関関連書類、日本語の商品ラベル、入庫・検品チェックリストなど、調達に必要な資料を整理してお渡しします。
これらの書類を外部の専門会社へ個別に依頼する場合、出荷ごとに費用が発生することがあります。継続的に調達を行えば、その費用も積み重なります。
必要な資料を調達業務の中でまとめて整えることで、お客様が別途書類作成を依頼する負担を減らします。
まとめ
ここまでに挙げた削減可能な項目には、重複する物流費、返品・再輸送による大きな損失、人件費・時間的コスト、海外送金手数料、工場選定における試行錯誤のコスト、第三者への書類作成費などが含まれます。
多くのお客様は、調達代行会社へ支払うサービス費用だけに目が向きがちです。しかし、自社で直接調達する際に発生する見えにくい支出やリスクまで含めて考えることが重要です。
KIMI CO.に仕入先選定、品質管理、集荷、物流、輸出書類の整理までを一括してお任せいただくことで、総合的な調達コストを抑えられる可能性があります。
調達代行サービスにかかる費用は、単なる追加コストではなく、時間・人員・物流・品質トラブルに関するリスクを減らし、安定した中国調達を実現するための投資の一つと考えることができます。
本記事はKIMI CO.が作成・監修しています。中国からの仕入れ・調達をご検討中の日本企業様は、どうぞお気軽にご相談ください。